小さなお店の売場つくりディスプレイ：ひな壇と籠で陳列

簡単にできる売り場！はじめの一歩

小さなお店の売場つくりのコツの中から、誰にでもスグに使いやすい例を紹介いたします。
（１）大型店のように大量に仕入れたり、在庫を持つことは難しいので、少ない商品でボリューム感を出す工夫。
（２）売り場面積が小さくても魅力あるディスプレイ（陳列）をするか。
そのために、ひな壇と籠を使うことをお勧めいたします。

テーブルに商品を陳列する

テーブルに布を敷き、その上に商品を並べただけのディスプレイです。
商品によっては、この陳列でも十分な時もありますし、特におすすめの高額品などにはあえてこの方法を使う場合もあるでしょう。

商品を籠に入れた陳列

少ない商品で手軽に存在感を出したい時にはとても便利な方法です。
一つの商品で色違い５色、そんな時には、１色あたり１～２個の在庫を陳列しただけでも寂しくは見えません。

先ほどのテーブルに直接陳列したのが商品９個ですが、籠を使った陳列では商品が７個ですが、賑やかさでは籠を使った方が勝っているのではないでしょうか？

お店や商品の雰囲気に合わせて、竹籠、洋風籠、木箱などを使い分けると良いでしょう。

また、籠の中に底上げするための詰め物を用意しておくと商品の大きさに合わせて調整できるので便利です。
詰め物は、籠の色に合わせたタオル生地の布や、ギフト用の紙パッキンも使いやすいです。
※紙パッキンは下の写真の、卵を入れた籠の中に敷いてあるものです。

ひな壇を使った陳列

ひな壇を使ったディスプレイもお勧めいたします。
最初はひな壇を作るのに多少手間がかかりますが、あなたのお店の棚や商品に合うサイズの壇を作ってしまえば使いまわしができますので便利です。
商品の数が同じでも、一気にボリュームアップできます。

ひな壇陳列のイメージを横から見るとこんな感じです。

壇の高さは、後ろの列の商品ラベルが少し見えるくらいがよいと思います、その高さを木箱などで作っておくと便利です。
木箱などの壇は、積み木のように組み合わせて、奥行きや高さを変えられるように用意しておくと良いでしょう。

視線を埋め尽くす角度の陳列

お客様の視線に対してなるべく９０度に近くすると、商品が魅力的に見えますので、試してみてください。

商品によっては傾けることができない場合がありますが、果物のイチゴなども、手前に少し斜めにした角度で商品を並べて、奥の方には関連商品や、イメージ写真やＰＯＰなどの案内を用意すると、上の図の赤い視線に対して直角に近い陳列をすることができます。
陳列物の全てが商品である必要はありません、写真やＰＯＰ等を積極的に取り入れましょう。

壁やついたてを利用して高さを表現する

商品を魅力的に陳列するためには、縦か横に長さを稼ぐ方法をお勧めいたします。
小さなお店の場合は、横方向に展開するのは難しい場合が多いので、縦方向に高さを作ってみましょう。

奥の列は、実際の商品でなくても良いです、中身を取り出したパッケージに軽い詰め物をして使用するのも良いでしょう。このような空パッケージに詰めるのも、先に紹介した紙パッキンを利用すると、自由な形に作ることができますし、軽量なので、陳列の自由度が高まります。

店長の気の向くままアレンジして楽しむ

先ほどの高さを使った陳列をアレンジして、真ん中をくりぬき、ＰＯＰを張り付けても良いでしょう。
さらに、籠を使ったディスプレイも組み合わせれば、かなり楽しい売り場を作ることができると思います。

のぼりを併用して天井まで高さを作った売り場

高さが180cmの、のぼりを使って天井いっぱいまで売り場が繋がった様子を出した酒屋さんの例です。
５合瓶を、ひな壇で奥行きと高さを演出。棚は、少数入荷商品もあるので、臨機応変に陳列量を変えることができるように、細かい区切りや仕切りは使用しませんでした。
POPを使って、隙間ができないように工夫しました。
お酒の下段には、店長さんおすすめのおつまみなどを売るスペースを作りました。

小さなお店の売場つくり：ひな壇と籠で陳列～販促技190

このページの内容を動画で説明しています

売場作り！ひな壇作成の手順～販促技234

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